信州大学医学部 耳鼻咽喉科学教室

突発性難聴外来- 専門外来 -

きこえだけではなく、難聴に伴うQOLもあわせて評価し、
その程度に応じて治療選択肢(人工内耳(臨床研究実施中))も呈示しております。

音源定位検査

突発性難聴外来は毎週火曜日の午後に診療を行っております。外来患者の対象は主に突発性難聴で治療後の患者さんです。

突発性難聴は、患者のQOL(quality of life:生活の質)を著しく低下させるため疾患の克服が期待されています。従来から種々のアプローチにより研究がなされていますが、未だにメカニズムをはじめ不明な点が多いのが現状です。

原因精査については、従来からのCT・MRIなどの画像検査はもとより、全国の施設との共同で、遺伝子バンクの構築を行っており、突発性難聴の罹患のしやすさや治療効果などに関わる遺伝学的検討を行っております。

治療後のQOLの低下には、主に耳鳴・聞き取りにくさがあり、聞き取りにくさとしては騒音下聴取(うるさいところでの聞き取り)や音源定位(どこで音がしているか)に困難を感じる場合が多いとされております。
耳鳴については経時的に苦痛度の評価を行い、それに応じて音響療法(補聴器や耳鳴り治療器)などを行っております。

また聞き取りについては、騒音下聴取や音源定位能についても合わせて検査を行い、検査結果や残存聴力に応じて、こちらも補聴器装用などを検討していきます。
さらに当院では、突発性難聴を含む一側性の高度(重度)感音難聴に対する人工内耳埋め込み術も経験しております。海外でも有効性が報告されており、こちらは今後の治療選択肢として期待されるものと考えております。