信州大学医学部 耳鼻咽喉科学教室

難聴外来(小児)- 専門外来 -

お子様の難聴に関する診断・治療・療育は全国の施設のモデルケースとなっており、
他県から受診いただく方も多くおられます。

難聴の遺伝学的検査内耳にやさしい人工内耳残存聴力活用型人工内耳については
いずれも当大学より全国に発信しております。

小児難聴外来は、木曜午前・火曜午後に診療を行っております。

主に先天性難聴ですが、他にも成長の中で難聴が出現する遅発性難聴も対象となります。先天性難聴と遅発性難聴の場合の対応は一般的に次のとおりです。

先天性難聴の場合
先天性難聴の割合は新生児の1,000人に1~2人であり、他の先天性疾患と比べても頻度が高い病気です。もし難聴に気づかれずに幼児期を過ごしてしまうと、お子さんの言語発達に障害を及ぼす可能性が高くなります。
よって、新生児聴覚スクリーニングによる早期発見が重要であり、長野県では当科小児難聴外来や長野県難聴児支援センターを中心に新生児聴覚スクリーニングの普及を進めてきました。
ご両親が健聴であっても、お子さんが難聴であるケースは数多く、全てのあかちゃんに新生児スクリーニングを受けていただきたいと願っています。
新生児聴覚スクリーニングで要精密検査という結果でも、難聴と診断されたわけではありません。お近くの総合病院耳鼻咽喉科での検査を経て、当科小児難聴外来を受診してください。我々は、お子さんの発達をみながら、生後4~6ヶ月の間に精密検査を行います。また、もしお子さんが難聴と診断された場合、遺伝学的検査や画像診断からその原因を追求し、難聴の原因や程度によって、補聴器や人工内耳という治療を行います。

遅発性難聴の場合
お子さんの難聴は先天性であることが多いですが、中には遅発性であることがあります。お子さんが難聴かな、と思うことがあれば、早めに耳鼻科を受診してください。客観的な検査も併せて難聴の診断を行います。また、先天性サイトメガロウイルス感染症が原因である可能性がありますので、臍帯をお持ちいただければ、その検査を受けることができます。

また、当院には人工内耳センターがあり、そこでは人工内耳の調整(マッピング)のみでなく、補聴器や人工内耳を装用しているお子さんへのリハビリテーションを行っています。
お子さんの難聴について、ご相談がありましたらお気軽にご相談ください。