信州大学医学部 耳鼻咽喉科学教室

成人難聴医療の流れ(信州モデル)- 難聴医療 -

既存の手術、補聴器では改善しないきこえに対して、
人工中耳・人工内耳を積極的に行なっています!

当教室では小児難聴医療と同じく、全国に先駆けて人工中耳、および残存聴力活用形人工内耳を行っております。(残存聴力活用形人工内耳についてはこちらをご覧ください)

精密なきこえや耳の評価を行った上で、補聴器、外耳・中耳手術(鼓膜形成術、鼓室形成術、外耳道形成術など)、人工中耳、人工内耳(残存聴力活用型人工内耳を含む)などの患者さん個人にあわせた聴覚を最大限活用するための治療方針を提案いたします。

なかでも人工聴覚器によって従来の外耳・中耳手術では実現できなかったきこえを取り戻すことも可能となるケースも多くありますので、ぜひ一度当教室に相談してみてください。

また生まれつきの難聴だけではなく、徐々に進行する難聴の中にも遺伝的な要因による難聴が含まれていることが分かっています。原因遺伝子によっては今後のきこえの経過が予測できる場合もあり、治療法選択に有用であるため、遺伝学的検査(保険適応)を積極的に行っております。

人工中耳について
慢性中耳炎や外耳道閉鎖症などによる難聴で既存の中耳手術で改善しない場合、また補聴器の使用が困難か効果が不十分であった場合に適応となります。国内では2016年から保険収載されましたが、当教室は2012年〜2014年の臨床治験に参加し、先駆けて実施した実績があります。
下図のようなインプラントを側頭骨に埋め込むための手術が必要となりますが、先端にある振動子で内耳へ直接振動刺激を伝えるので、補聴器などと比較して良質な音質を得られることが分かっています。
適応の有無なども含めてぜひ一度ご相談ください。